What's a Hockey?

インラインホッケーって一体何だ?という素朴な疑問にお応えします。簡単なルールや必要な道具についても説明します。

● インラインホッケーってなんだ??

インラインホッケーとは5人制もしくは3人制のホッケーです。下図のようなハンドボールコートぐらいの大きさの専用コートでプレーします。

インラインホッケーのスタイルはアイスホッケーを元にしています。
アイスホッケーはご存知のとおり、氷の上でスティックを持って丸いパックを相手のゴールに入れるスポーツです。
インラインホッケーは、アイスホッケーが陸上にあがったって感じでしょうか。
ただし、アイスホッケーはチェック(相手に対してぶつかる事)が許されていますが、
インラインでは御法度ですので、怪我をすることはほとんどありません。運動不足解消のための参加者も多数います。
よってインラインホッケーには、アイスホッケーのような戦闘の雰囲気はありません^^(女性でも安心ですね)

■ ポジションについて

アイスでは、リンク上にいる人数は5(FW2、CFW1、DF2)+1(GK)となっています。インラインの場合、その人数は大会、クラスによってまちまちなので3ON3、4ON4(GKなし)、4ON4(GKあり)、5ON5(GKあり)などがあります。ここでは、主にアイスのポジションとしての説明を書いておきます。
FW:いわゆる点取り屋。とにかく攻めるのが仕事です。
CFW:チームのまとめ役。試合を作ります。攻めの中心であり、守りの中心です。
DF:鉄壁として、相手の攻撃を守ります。時には、ブルーライン上からのバッティングシュートは、見物です。
GK:チームの守護神としてゴールを守る。

●活動場所は?

基本的には車通りのない舗装路でOKです。ホームグラウンドは 「平らな舗装路のある公園」です。
我々は、神宮外苑や横浜国立大学などが練習スポットです。試合などの場合は他のコートに遠征することもあります。

●ルール

◎リンク上に出られるのはゴーリー(ゴールキーパーの事ね)合わせて5人まで。
◎チェックは禁止!!
◎オフサイド


リンク上に出られるのは5人と書きましたが、
通常はゴーリー1人、ディフェンス1人、フォワード2人、センター1人といった布陣でしょうか。
オフサイドは、基本的にはサッカーのオフサイドといっしょです。サッカーは最終ディフェンスマンがオフサイドラインになるのですが、ホッケーの場合はオフサイドラインが青い色でアイスリンク上に書いてあります。オフサイドラインが固定されています。

■ 各反則について

反則を犯した選手はペナルティーボックスと言う所にある一定の時間、入っていなければなりません。アイスの場合は2、5、10分、即退場とあります。ペナルティーと一緒に覚えておくと良いのが"キルプレー"と"パワープレー"です。例としては、5ON5でAチームとBチームが試合をしているとします。Aチームの選手が反則をしてペナルティーボックスに2分間入ったときに、Aチームの選手は2分間は4人で試合をしなければなりません。この時に、Aチームは一人少ない"キルプレー"、反対にBチームは一人多い"パワープレー"状態になります。
ハイスティックスティックの先を肩より上に上げてチェックする。
クロスチェッキングスティックの柄で相手をたたく。
エルボーイングエルボーで相手の顔などを叩く。
ニーイング相手にひざげりする事。
トリッピングスティックなどで相手の足を引っ掛けて転ばせること。
ピッキングスティックの先で相手を突くこと。
バットエンディングこれは、スティックのグリップエンドで相手を叩く事。
フッキングスティックの先などで、相手の体を引っ掛けること。
スラッシングスティックで相手を殴ること。
アンスポーツマンライフコンダクト暴言を吐いたり、審判の言うことを聞かなかったり、チェックされた後に相手にお返し(報復行為)などスポーツマンらしからぬ行為を取ったとき。
ボーディング相手を激しくフェンスに叩きつけること。
ホールディングパックを故意に体の下に隠したりすること。あまり、この反則をとられることは無い。
ハンドパスパックを手で味方にパスすること。自分、もしくは相手チームの選手が最初に触らなければならない。(GKを除く)

●道具

インラインホッケーは、当然「インラインスケート」を履きます。インラインスケートの種類にはいろいろありますが、
もしあなたがホッケーをはじめようとしているなら、はじめからホッケー用の靴を買うべきでしょう。
ホッケー用は足首がフリーになっていて最初は恐いのですが、ホッケーでは細かな旋回を要するので必需品です。

インラインスケートには、フィットネス(通常の用途)、アグレッシブ(レールなどを滑るストリート、ハーフパイプを舞うバート用の2つ)、ホッケー用の3タイプがあります。

ホッケー用は、CCMやバウワー、MISSION等のメーカーがあります。有名なのは昔からアイス用を作っているCCMとバウワー。MISSIONはここ数年インラインの靴を作っています。ウィールを選ぶ際,道路などで使用するときは76A〜80A(硬さの基準)が良いと思います。スポーツコートの場合は72A〜76A程度です。大きさは72mmぐらいから、76mm、80mmと有ります。最近は後ろ二つのウィールが前の二つより大きいタイプのものがあります。

フィットネス:アメリカ人がよくサングラスかけて海岸線沿いを上半身裸で走る時に使うのが、フィットネスだと思います。激しい運動よりも走りやすさに重点を置います。その分ホッケーには多少向いていないところがあります。ウィールは76A〜80A程度でしょう。

アグレッシブ:これはバンク、階段などを使ってジャンプやスライドをします。一番の特徴は靴の構造にあります。アグレッシブはバードな動きをする分靴そのものが硬いです。スキーのブーツに似ています。ウィールは硬めで80A〜84A程度でしょう。大きさも他のものと違い60mm(かなり小さい)ぐらいです。

パックは、アスファルトの上では、「350ccのペットボトル」が重宝します。
専用コートでもない限り、市販のパックは使い物になりません。

市販パックは、進歩してきてなかなか縦回転しなくなってきています。スティックさばきの練習に1つ購入しても良いかもしれません。

スティックは、ホッケーでは必ず必要です。大まかにライトハンドとレフトハンドが あります。通常はライトハンド、レフトハンドのどちらでもいいのですが、右利きはレ フトハンド、左利きはライトハンドのほうが有利と昔から言われてきました。 ここ数年のスティックは、大きく分けて二つ分類に分かれています有ります。
一つはスティックの柄の部分(カーボン、グラファイト、ケブラー)と、スティックの先の部分(ABS、木)が分かれる(スティックの先を交換できる)タイプです。 このタイプは非常に軽くてスティックの先の部分を交換できることによって長い間使いつづけることが出来ます。しかも、一度シャフト(柄の部分)の長さを決めるとずっと同じ長さで使えます。 しかし、少し割高な感じがします。
もう一つは、柄と先の交換ができないものです。これは結構安く手に入るのですが、買ったときに毎回スティックを自分の長さにあわせて切らなければならないので、多少手間が掛かります。 ちなみに、分離型のスティックは中が空洞なので非常に軽いのに対し、柄と先が交換できないタイプは柄が強化プラスティックもしくは木で出来ているため、若干重いです。 交換できないタイプは、4000円くらいの先端がABSのやつが良いでしょう。先端が木のやつはすぐに削れてしまいます。

スティックは先端の材質に注意です。先端が木のやつはすぐに削れてしまうので、インラインホッケーではABS製のものを購入しましょう。
購入したら、柄を自分にあわせて切ることをお勧めします。インラインを履いて直立して、柄の上端があごの部分に来るぐらいがベストです。

仮にもホッケーですので防具は、必需品です。防具には、グローブ、メット、エルボー、シンガード、パンツ、腰パッドなどがあります。
グローブはピンから、キリまであります。素材も、ナイロンのものから革の物まであります。最近では、インラインホッケー用のグローブも出ているみたいですが、アイスホッケー用とはさほど変わらないと思います。 実際にお店に行って、手にはめてみた方がいいでしょう。サイズは13インチ〜15インチが普通の大人のサイズと思います。握りやすさや、手首にかかる保護パッドの具合などを見て決めましょう。
メットは、メーカーによって多少違うのですがほとんど個人の好み(見た目がかっこいい。色が気に入った。好きな選手が使っているまど)で買っていいと思います。
エルボー・シンガードは、動きやいものが一番です。実際に付けてみましょう。
パンツは、自分の好みで買ってかまわないと思います。(メーカー、デザイン、価格 、強度等)。
腰パッドは、転んだ時に腰を打つ事があるので必要と思う人は買ってください。もちろん無くてもホッケーは出来ます。

手 - グローブ(1万円くらい)。
すねとひざ - シンガード(8000円くらい)
ひじ - エルボーガード (6000円くらい)
頭 - ヘルメット(1万円)
顔 - フェイスガード(7000円くらい)
腰 - 腰パッド(7000円くらい)

■ メーカー各種

CCMアイスホッケーをやってる人なら必ず耳にするこのメーカーは超有名。靴、メット、ショルダー、エルボーなどホッケーに関するもののほとんどを作っている。特にメットの"HT−2"はたくさんの選手に愛用されている。
バウワーこちらも、超有名。CCM同様ホッケー道具のほとんどを作っている。
EASTONこれは、元は自転車屋さんだったらしい。現在はスティック、ブレードがもっとも有名。
JOFEこちらのメーカーは主にホッケーの防具が商品の中心です。非常に軽い防具なんですが若干値段が高いと思います。
NIKE言わずと知れた、スポーツメーカー。いまさら説明の必要もないが、ホッケーに関して言えば、ここ数年ホッケージャージから始まり、メット、靴、スティックと道具の幅を広げてきている。
シャーウッドインラインホッケーでは、あまり見ないがアイスホッケーをやってる人なら聞いたことのいあるメーカー、特にスティックが有名。シャーウッドの"5030"はスティックの中でも名作。
TITANタイタンと読む。間違ってチタンと読まないように。ここのスティックも軽くて有名。
KOHOここのメーカーも幅広い道具を取り扱っている。
ミズノ日本のミズノ。全日本のユニフォームはミズノ製。
SKHOUSE日本でもっとも有名なショップ。同時に様々道具も取り揃えている。
ルイスヴィルスティックで有名。現在もアイス、インライン問わずたくさんの人に愛用されている
ITECHメット、バイザーを主に作っている。特に"バイザーと言えばITECH"と言われるぐらい有名。

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